ANK免疫細胞療法
いつもありがとう◎成人T細胞白血病体験記, 余命宣告以降, 健康のこと
こんにちは。
今日は梅雨らしい1日で蒸し暑くなってます。
前回の記事
の続きです。
足を引きずりながらも、どうにかまた歩けるようになったのが、2010.1月末頃でした。
外出することもほとんどなく、1日中、家の中で過ごしていました。
残された時間も少ないし、子供達とあと何回一緒にお風呂に入れるかわからないし、何回一緒に寝ることが出来るかわからないという思いから、ほとんど毎日、一緒にお風呂に入って、一緒に寝ていました。
それも、今思うと子供のためではなく、僕のためだったと思います。
そして、お風呂では子供達に
「お父さんはもうすぐ死んでしまうから、お母さんのことをよろしくね。」
と小学2年生の子供達に話していました。
子供達は、僕が白血病(ガン)であることを知ってましたし、テレビなどでも
ガンや白血病の話を観たりして、死ぬこともあるということはなんとなく分かっていました。
なんとなく分かっていたとしても、僕が自分で「もうすぐ死んでしまう」などと
話しネガティブな思い、エネルギーを伝えてしまったことを、今はとても反省してます。
その時の僕は、全身からも、話す言葉からもネガティブエネルギー全開だったと思います。
その影響で、それから約4ヵ月後、次女が卵巣腫瘍になってしましました。
そのことについては、また後日書きたいと思います。
2010.1月歩けるようにするための放射線治療が終わって、ある日、成人T細胞白血病の原因ウイルスであるHTLV-1ウイルスをなくすための活動をされている「日本からHTLVウイルスをなくす会」から送ってもらっていた広報誌がなんとなく目にとまりました。
参考までに
「日本からHTLVウイルスをなくす会」
通称 スマイルリボン http://www.minc.ne.jp/~nakusukai/
もう出来る治療もないし、自分には必要のない情報だと思って、封を開ける気もせず、しばらく放っておいたものでした。
それを読むとまた希望が持てる治療法が書いてありました。
それはANK免疫細胞療法という治療法でした。
出来るものならば、「この治療も受けてみたい」と思いましたが、保険も利かずかなり高額でした。
その金額をみて、「無理だな」とあきらめました。
そんな時にちょうど両親が僕の家に来て、「まだ何かやりたい治療はないか」
「家を売ってでも、出来る治療はさせてあげるよ」と言ってくれました。
そう言ってもらっても僕は「気になる治療があるけど、延命は出来きても、治るとは思えないし、高額だし・・・」「これまでにいろんな治療をさせてもらったし、もう十分です。」「今、死んでも保険にも入ってるし、それで家族はやっていけると思う。」と話しました。
それでも両親は
「お金は気にすることはないよ」
「とにかく、やってみたい治療はやっていいよ」
と言ってくれました。
そして、僕はANK免疫細胞療法を受けられることになりました。
この治療のおかげでからだの状態がかなり改善されたと思います。
次回に続きます。