実現しちゃった
いつもありがとう◎成人Ｔ細胞白血病体験記, 発症するまで, 骨髄移植まで, 健康のこと
こんにちは。
今日は朝から梅雨らしい天気です。
それでは前回の記事
の続きです。
最初の検査から３週間後の腹部エコー検査の時には、リンパの腫れもひいているでしょう、との予想だったんですが、その３週間のあいだに見た目も、触った感じもどんどん大きくなっていました。
僕自身も「こんなんで大丈夫なのか」という感じで不安が日増しに大きくなって
いました。
４月上旬で双子の娘達の幼稚園の入園式もあり、新たな生活もスタートしていました。
入園式の翌日に僕は腹部エコー検査を受けたんですが、その時には首も太くなっていて、外見上も明らかにリンパが腫れている状態でした。
リンパが腫れていた状態（顔がパンパンに腫れていました）↓
抗がん剤治療（１クール）後（約1ヶ月後）↓
その頃は、ご飯を食べた後、下腹部が痛くなったりもしていました。
そして検査の結果、内臓にもリンパの腫れがあるというのがすぐにわかり、早急に詳しい検査をする必要があるとのことでした。
石垣島の病院では対応できないということで、沖縄本島の総合病院を紹介してもらい、職場にもその事を伝え、妻と子供たちを石垣に残し飛行機に乗り、その日のうちに本島の両親の住む実家へ帰りました。
翌日、紹介状を持って両親に付き添ってもらい総合病院に診察に行きました。
両親は待合室に待っててもらい、僕１人で問診、触診を受けました。
そして「悪性リンパ腫」であることは間違いないということと、ガンの進行具合は末期をステージ４として、僕の状態は３～４であり治療を受ける必要があるということをあっさりと告知されました。
「えー。告知ってこんなもんなんだー」
と思ったくらいで、そのときには特に感情は出てきませんでした。
そして、診察室を出て両親にその事を伝えているときに、涙が出てきました。
いそいでトイレに行き、泣いていました。
「僕はもう死んでしまうんだー」
「子供達もまだ小さいのにー」
「ごめん」
という気持ちでした。
そして、その日は血液検査とエコー検査をして帰りました。
それから１週間のあいだにＣＴ、ガリウムシンチ注射、ＭＲＩ、外科にて首のリンパ腫瘍摘出手術（生検）と病気を特定するのに必要なすべての検査を受けました。
「悪性リンパ腫」で治療が必要なことがわかって、２日後には石垣島から妻と子供たちがとりあえず荷物はそのままにして、引っ越してきてくれました。
子供たちを入園式から４日後には退園させてしまうことになってしまいました。
そして石垣島で最初に受診してから約１ヶ月後に自分の病気がハッキリしました。
その病名は「成人T細胞白血病」でした。
自分の中にあった恐れを実現してしまいました。
次回につづきます。
