ようやく伝えることができました

こんばんは。

今日の沖縄は曇りで湿度が高くムシムシした1日でした。

平成最後の日のブログ更新です。

僕の平成の大きな出来事の一つが、平成19年の成人T細胞白血病発症でした。石垣島へ転勤して1年がたった頃、31歳の出来事でした。

まさか

の出来事でした。

病気は平成23年に自然治癒という形で、ほんとに沢山のサポートのおかげで、ギリギリで乗り越えることができたのですが、僕の中では最後の受診の日にベストを尽くし、僕の治療にあたってくれた主治医の先生に伝えた言葉がずっと引っかかっていました。

それは

骨髄移植もやらなければよかった

という言葉でした。

その言葉を伝えた時は、西洋医学で限界まで肉体を叩かれて身体をボロボロにしても治らず、余命宣告をされたという(被害者としての)思いがありました。

こんなに痛めつける必要はなく、西洋医学以外のもっと優しい方法をなぜ教えてくれなったのかという思いがありました。

でも

自然治癒後、時間が経つにつれて、そもそも、骨髄移植で延命していなければその時の身体や僕の考え方、意識の状態では病気という状態から離れることができず、自分と向き合う時間もなかっただろうし、生きることはできなかっただろう。

辛かったことも含め、過去の出来事すべてがあったからこそ今、生きて、生かされているという思いに変わっていき、そして、生きている間、自分に起こる出来事は自分の魂(本質)のが望むこと、成長に必要なことしか起こらないという、安心感というか、自分の人生を信頼しているという感覚に変わっていきました。

いつかちゃんと当時の主治医の先生にお礼を伝えに行こうと思っていましたが、そのいつかは病院を離れて8年間も実行していませんでした。

今回、僕が新たな道に進む前に、きちんとお礼を伝えようという気持ちになり、ようやく先週、当時の主治医の勤務先を調べて、アポをとることができ、先生の都合のいい日が平成最後の今日4月30日ということで、約8年ぶりにお会いしお礼を伝えることができました。

退院後、病院にかかることもなくずっと元気で過ごせていること、一昨年にはガンサバイバーの仲間とホノルルマラソンを走ったこと、

執筆させてもらった「Messenjer」も読んで下さいとお渡ししました。

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そして

先月末(3月末)で仕事を退職し、新たな道に進むことなどお伝えして、最後の受診の時に

「骨髄移植もしなければよかった」

という言葉をぶつけてしまったことをお詫びして、骨髄移植をしたからこそ今僕は生きて新たな人生の選択をすることができた、という感謝の気持ちを伝えることができました。

時代の節目、人生の節目にお会いし、お礼を伝えることができてよかったです。

いつも応援ありがとうございます。
そして、いつも応援しています。
(平成でギリギリ更新です)

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コメント

  1. あき より:

    こんにちは、主人が同じ病です。
    どのようにしてサポートしてよいか、気持ちを癒したらよいか模索しているうちにこちらのブログに出会いました。
    主人42歳は2018.7.27 喉のリンパ節が腫れ検査の末に成人T細胞白血病リンパ腫と診断されました。2018.10月に臍帯血移植を受けましたが2019.3月に再発。2019.5.15に弟より造血幹細胞移植を受けました。
    今、無菌室にて治療中です。昨日また喉のリンパが腫れはじめて移植直後ですが再発では?!と夫婦で落ち込んでいるところです。こちらのブログを読んで欲しいと主人に伝えていますが首を横に振るばかり。
    主人を癒して、支えたいです。
    医学で出来ることはやっているので、あとは気持ちを切り替えて主人自身のうちから湧き出る力が必要じゃないかと常々思っています。こちらのブログを読んでその想いが強くなりました。
    こちらにコメントを、書き込むことで私の気持ちも少し軽くなりました。ご自分の体験をブログを書いて頂き、本当にありがとうございます。お話を読ませて頂いただけで希望の光が心に差し込みました。主人にもなんとか伝えたいです。

  2. カーズ◎ より:

    あきさん
    はじめまして、こんばんは。
    旦那様が今、治療中なんですね。
    骨髄移植からまだ1週間程度ということなので、精神的にも肉体的にもとても辛い時期だと思います。
    まずは、成人T細胞白血病も治る、治せる病気だということを伝えてあげてください。
    僕も治るということが、最後の最後まで情報として知ることが出来ず、延命の希望はあっても、不安の中治療を続けていました。
    旦那様が回復にむかわれるよう、祈ってます。

  3. るみ より:

    お久しぶりです。
    只今、再再発による入院しました。
    抗がん剤治療も効かなくなり。
    最後の手段治療として、内服抗がん剤薬を試す事になりました。
    久しぶりに読みました。
    また、ゆっくり読み返します。

  4. カーズ◎ より:

    るみさんこんばんは。
    内服の抗がん剤治療を試されることになったのですね。
    身体にも、抗がん剤にも「よろしくね」「ありがとう」とたくさん話しかけて下さい。
    治療がうまくいくよう祈ってます。

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