3クール目から

こんにちは

抗がん剤治療の3クール目以降(2007年5月中旬頃)について書きたいと思います。
2クール目までの1ヶ月間は入院して副作用をみながら治療していました。
その間、特に入院するほどの大きな副作用はなかったので、3クール以降は
通院での治療になりました。
この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は NEC_0017.jpg です
入院中は妻が僕に付きっきりで、子供たちとも離れているため精神的にも辛かったので、家族と普通に生活をしながら通院での治療になったことがなにより嬉しかったのを覚えています。この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は IMG_0318-900x685.jpg です
1~2クールの治療で点滴していた血管が抗がん剤の影響で、血管炎になり針をさせなくなっていたので、3クール目からは別の血管から抗がん剤を投与することになりました。
2クールを終わって、血管の色が紫色に変わっているのを見て、
やっぱり抗がん剤はすべての細胞を破壊しているんだ。」と感じました。
そして、3クール目の治療では、だるさ胃の膨満感肝臓の状態が悪化していましたが、まだまだ全体的には良好でした。
4クール目でも体に感じる大きな変化はありませんでしたが、白血球の数が減って1900ul(基準値4000ul~8000ul)になっていて、免疫力が低くなっていまいた。
そのため、感染症に注意する必要があり治療日以外は外出を控えるよう主治医から指導を受けました。

その頃、骨髄バンクで僕と白血球の型(HLA)が大まかに一致する方のコーディネートが始まっていて、毎日その進捗状況が気になっていました。
HLAの型が一致する確率は兄弟姉妹で4人に1人で、それ以外では数百人~数万人に1人とまれで、骨髄バンクに登録しても移植を受けられるのは登録者の3分の1にとどまっていると聞いてました。
僕の場合、身内にHLAが一致する人がいなかったので、「もし骨髄バンクで見つからなければ、今、抗がん剤治療をやってもほとんど1年以内に死んでしまうんだ」という感じで、抗がん剤治療は順調にいってても不安だらけでした。
とてもネガティブになっていました。
骨髄バンクのホームページで自分のHLAの型を入れると何人一致する人がいるか照会できるようになっていて、僕と大まかに一致する人が20人いることは知っていました。
骨髄バンクでは、その20人の方をコーディネートしてくれます。
そして5人ずつを選び骨髄を提供する意思があるかどうかなどを確認し、その意思があればさらに、その方のHLAの詳細な検査をして、細かい部分まで一致するかどうかを調べます。
大まかに20人は一致していても、細かい部分で一致しているかどうかも、まったく判らないし、また、ドナー登録してはいるものの実際に提供までしてくれるかどうかもわからないので、先が見えずとてもとても不安でした。

次回につづきます。

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